馬鹿ってサイコー
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「父さん、母さん、それに弟たちも。ちょっと聞いてほしい事があるんだ。」
「ん、なんだ?」
「なに?兄さん?」
「俺、今度、東京の大学を受けようと思ってる。」
「……東京?」
「……東京?」
「東京なんて行ってどうするんだ!」
「あなた落ち着いて下さい。」
「あなた落ち着いて下さい。」
「俺、人の役に立ちたいんだ。だからその為に勉強をしたい。」
「バカ者!お前は弟たちの面倒を見てればいいんだ。人の役に立つ必要はない!」
「バカ者!お前は弟たちの面倒を見てればいいんだ。人の役に立つ必要はない!」
「父さんはいつもそうだ!俺が何かをしようとするといつも止める。自分が何かを挑戦する勇気がないからって、俺まで父さんのレールに乗せることは止めてくれよ!!」
「秀男!止めなさい!」
「母さん。もういい…。」
「あなた…。」
「秀男の言う通りかもしれない。俺はただ怖かったのかもしれないな。そう、父さんは一歩踏み出す勇気がなかったんだ…」
「父さん…」
「秀男!止めなさい!」
「母さん。もういい…。」
「あなた…。」
「秀男の言う通りかもしれない。俺はただ怖かったのかもしれないな。そう、父さんは一歩踏み出す勇気がなかったんだ…」
「父さん…」
「秀男、今まですまなかったな。もう父さんはお前を止めはしない。好きにするといい。」
「父さん…ありがとう。でもなんだか寂しいな…そうだ!なぁ、みんなで行かないか?東京!」
「東京?みんなで?」
「そうだよ。みんなで一歩踏み出そうよ!家族が一緒なら怖くないさ。な?」
「東京か…」
「お父さん!僕行きたい!」
「僕もみんなで東京に行きたい!」
「お前たち…。」
「あなた、行きましょうよ東京!私たち新婚旅行も行ってないじゃない。」
「……そうだな!よし行こう!みんなで東京へ!」
「「「「「「「一歩踏み出す勇気!!いざ東京へ!!!」」」」」」」
「……ん?」
「…足が…」
「…動かない……」
「一歩も踏み出せね~」
「「「「「「……………。」」」」」
END
この3日でもうすでに1%は出し切った気がする…。
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Re:秀男に幸あれ
今日から0.05ぐらいの力を小出しにしていきたいと思います!!
Re:無題
ホンマや!目から鱗やっ!